こんばんは、YUKISHIBAです。
2週間ぶりの東京遠征のメインイベント・あんきも豊洲PIT公演の感想をべらべらと語る回です。
後半では自分の活動に関してかなり真面目に考えたことも語っていきます。
↑開場前の豊洲PIT周辺。タワマンの群れも良いけど丁度良い感じのお店をくれ。
生あんきも初参戦は13周年記念の豊洲PITワンマン。
コロナ禍の煽りや当日の台風を受け、メンバーも観客もお互い色んな不安要素がある公演でした。
靴をびっしょびしょに濡らしながら会場まで行ったのは良い思い出。
声出し無し、キャパ制限あり。
メタルのライブでこの仕打ちは観客もさぞ不満かと思いきや、
間隔があるお陰で好きに暴れられるし、どんなに興奮しても声を出せない我慢プレイ的な感じで(?)少なくとも僕はこれはこれで楽しめました。
ただ、メンバー的にはよっぽど不完全燃焼だったんだろうなぁ。
と、今回の豊洲に参戦して感じました。
OAのあんほりが始まると、一瞬にして興奮MAXに。
早速兄貴ィィィィィ!!!って叫んでました笑
自分が歌ってるからというのと、元々サンホラの『Nein』にふっきーが参加していたのがきっかけであんきもに出逢ったということもあり、いつもふっきーのことばっかり見てる僕ですが、
この時は紫煉ニキがヒーローだった。
OAが捌けて、(ちゃんと間に転換取るのね?そうか、もしやみんなお色直ししたり着替えたりするのか!?あ、でも若干の尿意が…)とか思いながら待っていると、あんほりからあんきもにバトンタッチ。
するとステージバックにはあの時と同じ『Unfinished』の大幕が。
《あの時の借りを返しに来た》
っていう強い意志を感じました。
『Unfinished』はライブで観客の歓声があってやっと完成するアルバム。
13周年の時に完成するはずが制限によって叶わず。
新しいアルバムも出ているわけで、もう完成することなく終わるのかと思っていたら、
ちゃんと終わることなく続いていた。
3年間できっと幾つもの壁を越えてきたことでしょう。
当初の想定とはまた違う形で、3年前に出来なかったことを今度こそやるっていう。
もうね、泣いたよね…(´゚д゚`)
観客も同じ思いで、だからこそマイクもないのにめちゃくちゃなボリュームの歓声を生み出す。
メンバー紹介の時なんか、紹介されたメンバーごとに少し演奏するじゃない?
観客みんな喉ぶち抜かんばかりにメンコ(メンバーコール)するじゃない?
お 前 ら の 愛 で 聞 こ え な い
感極まってるメンバーを見てこっちも感極まって、仮にもヴォーカリストらしからぬ絶叫をぶちかましてしまいました(無茶しやがる)
メンバー紹介の時にメンバーの名前を呼んでっていうからこれみよがしにバンギャのノリを出してみたり…笑
しかも、今回はなんと前から2~3列目くらい+下手寄りのセンターという激烈なポジションを取ることができました。
言うまでもなく一度離れたら絶対同じ場所には戻って来れません。
会場に入った瞬間、
どれだけ強烈な尿意が襲おうともこのポジションは絶対死守する!!
と決めたのでした。
おかげでメンバーみんな近い近い。
目を細めずともふっきーの瞬きまでクリアに見える。
あまりにみんながはっきり見えるから「これは動画か!?」って思ったぐらい。
現実のようで現実でない感じがしました。
いや~何回目が合ったかな…
『アマリリス』の途中で白馬の王子様探してる時あからさまにこっち見てたんだよな(本気で言ってるんか)
あ、でもTraumataの時だったか、ふっきーのありとあらゆるものを突き伏せそうな鋭い目線が僕に直撃、それが致命の一撃になりましてね。
だからこの記事も実はあの世から書いてるんですよ←
ふっきー以外もしっかり見てましたよ?
とっぱじめの紫煉ニキはやっぱりニキだったし、途中の仁耶とおぎゃの絡みはてぇてぇもっとやれくださいだったし、てぇてぇふきじるも拝むことができたし、ふーみんはやっぱ漢だったし…
唯ね…正直あまり暴れられなかったと思います。
だってメンバーみんながあまりにかっこよく美しく尊いもんだから、少しでもしっかり目に焼き付けたいんですもの。
ただでさえ記憶力が終わってるんだから尚更。
暴れるよりもみんなのかっこいい&かわいいところを余さず目に焼き付ける方で忙しかったですね。
演奏の見せ場は勿論として、手が空いたメンバーが入れ代わり立ち代わり客席を煽る姿も実に眼福なのです。
両サイドで仁耶とJillが見せ場の時なんかどっち見ればいいんだ状態でした。
全員の勇姿をしっかり見届けるためにも首6つ欲しい(割と本気で思った)
何にせよ、昔ならメタルとは暴れてなんぼで、観客が暴れないのはメタルとしては失敗だと思っていた自分も、メタルで暴れない人の気持ちは解ってしまった日でした。
何なら最前棒立ちでも僕みたいに感動しきりなこともある。
この時の目の奥のキラッキラ、メンバーにも伝わってると良いなぁ。
あとふっきーが可愛い(何度言っても言い過ぎることはない)
ぴょんぴょん跳ねるのてぇてぇ
MCで舞い上がるのてぇてぇ。てか普通にMCうめぇ
マイク通さない生声至近距離から浴びましたありがとうございます
鼻筋から口にかけての造形美しすぎ過ぎんか何あれ誰かの彫刻作品なんか?
相変わらず髪美し過ぎて存在感とんでもねぇことになっとるわ
オスカルの如き存在感のお陰で単体だと身長高く見えるのにおぎゃの側に行った時に本来の身長わかるのてぇてぇ
あとシンプルに笑顔可愛いな??
ライブ直接関係ないけど歌う時あれだけ強い発音なのに雑談配信の時絶妙にもちもちした口調になるの可愛すぎな??
12月にDOLL$BOXのツアーで札幌来てくれるの今から楽しみすぎな!?!?!?
へっへっへ・・・プレミアチケット当たっちゃったもんね・・・へっへっへ・・・(狂気の目)
さて、ライブの醍醐味でもある(?)最後の「餌まき」。
惜しいところまで飛んでくることはあれど生まれてこの方推しが投げるピックやタオルやペットボトルを手に入れた試しがない僕。
今回はどうかというとかすりもせず笑
惜しいところまでも飛んでくれませんでしたね。
惜しくなさ過ぎて声出ました(お前すぐ声に出すやん)
何なら銀テープも守備範囲外という…(後で拾いに行きました)
そうか銀テープって最前には降らないもんなのね?
あぁ~~ピックが~~ペットボトルがぁぁ~~~
とその瞬間は思いつつ、終演後は大満足。
ほぼ最前ドセンでこれだけ良い思いをしたんだから、それで餌まで手に入れてたらもう過剰というものでしょう。
何なら打ち上げやお酒もいらなかったです。
普段の僕を知っている人なら、これがいかに驚くべきことかきっとわかってくれるはず。
最初は「どこで飲もっかな~打ち上げとかしたいな~」とか考えてましたが、ライブが大満足すぎて、これ以上自分に刺激を入れたくないというか、これ以上何かしに行ったら蛇足になりそうな気がしたんです。
ホックホクな気分のまま新宿に取った宿まで直帰する、これ以上ない健全なライブ参戦でした。
一つ印象に残ったことが、MCで言ってた「メタルらしからぬ」。
あんきものようなスタイル・コラボはどうやらメタルらしくないらしいんだが、
実は僕には正直よくわかってない笑
思い返せば「メタルらしい」メタルを殆ど通って来ず、サンホラやV系のようなメタルが混ざった何かを主に通ってきたので、あんきものようなスタイルは寧ろ僕の中ではとてもメタルらしいメタルという認識なんです。
メタルらしいメタルって何でしょうね?
V系も厳密に音楽のジャンルとはあまり言えないと思ってるので、メタルの定義はと言われても…
ましてメタル「らしい」とは?いかしたおじちゃん達が絶妙にダサい恰好でdkdkprprしてるのが「らしい」なのか?
まぁ、ダサさやクサさが癖になるのって全然ありますよね。僕も臭いチーズ好きですし(何の話)
(海外のメタルを生で体験したのはKnotFesが初めてですが、その時の僕には絶妙にダサいおっちゃん達がメタルやってる姿はめちゃくちゃかっこよく映りました)
あんきもがMCの時に「新世代を担う」と言ったり『Change of Generation』がライブの定番曲であったりするあたり、「メタルの新世代」というのはかなり強いメッセージだと想像します。
それだけ強く言うあたり、(僕に想像つかないだけで)あんきもへの風当たりも強かったりするのかもしれませんね。
僕個人の気持ちの話をすると、ジャンルにうるさい人は正直邪魔だし見苦しいし界隈の成長を止める存在くらいに思っています。
そう思うのは、自分の音楽がどのジャンルにも完全に当てはまることなく、それゆえにどの界隈にも定住できる居場所を持てないからかもしれません。
しかし、ジャンルに頓着しない人、ジャンルに詳しくこだわる人、両方いないと音楽シーンというのはバランスを失うのかもしれません。
が、日本でメタルを楽しみ続けるためには新たな国産メタルバンドが沢山生まれ育っていく必要があるし、そのためには誰かが先陣を切って環境を作っていかねばなりません。
「新世代を担う」ということは、必然「旧世代」も生まれることになります。
故に「旧世代側」にすればあまり良い気がしないのかもわかりません。
それでもこうしたメッセージを掲げ続ける姿勢は、あんきもなりのメタルへの愛なんだなと感じてます。
さて、ここからはもっと僕個人に関するお話になります。
芸術に触れる時、一方的にインプットするだけではありません。
寧ろ途中からは内省の意味合いが強くなっていくもの。
だから今回も、ライブ後半では自分のステージや今後の活動のことを考えたりしてました。
こんな会合(ステージ)をしてみたいという願望や、
自分が信じていることはやっぱり正しいなという実感、
一方で、
自分とあんきもとの間にある圧倒的な差、
「敵わない」という、嫉妬する程の次元にすら立っていない哀しみ、
自分の夢を叶えるためにはこんな人達と張り合っていかなきゃいけないという絶望感、
実に色んな思いが渦巻きます。
ただその渦に目を凝らすことで朧気ながら浮かんでくる、
これから自分がすべきこと。
ふっきーに比べ今の自分はだらしなさ過ぎる。
本当は比べるのも烏滸がましいんですけどね?
でも自分がプロを望むなら比較対象はプロでなきゃ意味がないんです。
これだけキャリアを重ねて、尚も新しい作品を出す度にヴォーカリストとして成長してる。
もう人間の常識では計り知れない。
裏でどれだけ努力してるのかと。
自分は自他ともに認める体力お化けだけど、ふっきーよりは全然体力無いだろうし、全然頑張ってもいないんだろうなぁと痛感してしまいます。
それから自分で言うのもなんですが、正直かなりストイックな方だと思ってました。
けど、気付かぬうちに「ストイックな自分」に酔ってしまって、ストイックの何たるかを見失っていたのかもしれません。
本当にストイックな人は、ストイックだと言われて嬉しいものなんでしょうか?
遠征に合わせて行きたいところに行き、会いたい人に会う。
それもまた活動の肥やしにはなるものです。
けどその合間にもやるべきことはやる。
そして最近一番おざなりになっていた点が歌練習。
どんなに制作が忙しくても歌練習は密にやる。
制作やお金稼ぎお兄さんも大事ではあるけど、歌も歌で生命に直結するので。
それなりに歌えることを確認してあとは耐久テスト~だけじゃない。もっと自由に歌えないか常に模索する。今まで以上に自分の身体に向き合う。
嫌な話、売れるためにクオリティや技術はそんなに重要じゃないのかもしれません。
多数派の聴き手は声や作品への仕事量を吟味したりせず、
音程や声量、顔や体、一瞬一度聴いただけで理解できる程歌詞がわかりやすいかだけでジャッジしてしまうのかもしれない。
それは流石に言い過ぎだとしても、売れることと作品の質の相関関係は、作り手が期待するほど強くはないというのは想像がつきます。
それでも、仮にも自分の手・身体・魂から生まれて人々の手に届く作品。
作品への姿勢は言語を越えた形で知らず知らずに伝わると思っています。
自分の作品が本当に好きなのか、
ジャンルへの思い入れが深いのか、
作家としての矜持があるか、
はたまた作品を作る自分に酔ってるだけなのか、
ちやほやされれば何でもいいのか…
そういうのは必ずバレると思って活動しているつもりです。
僕は神頼みをする時、決まって「ガクまりの成功のために進むべき道・なすべきことと、それを成すための力や助け」をお願いしています。
上に書いた気付きは、日本の神様があんきものライブという形を通して僕に示してくださった道・なすべきことなんだろうと感じました。
また毎日のように歌う生活を始めよう。
肌と髪のケアももっとちゃんとやろう。
せめて眉の整え方をちゃんと覚えよう。
クソ長感想記事、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
最後に戦利品の自慢を…
ランダムチェキ!!
2枚で3ふっきーゲット!!🎉🎉🎉
いやぁ~愛されてるなぁ!←
そして追いチェキでふーみんニキ&ふきじるゲット!!!
今回も神引きでした…!(ちゃんとお礼参りしました)
YUKISHIBA
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