【多忙を勝ち抜く】時間の愛し方【時間術】
- maliceberryblog
- 2024年12月11日
- 読了時間: 14分

こんばんは、YUKISHIBAです。
今回はいわゆる「時間術」について書いていこうと思います。
~本記事をぜひ読んでほしい方~
「1日100時間欲しい!」が口癖の人
やるべきことを常にたくさん抱えてる人
余裕あったはずなのになぜか時間が溶けてしまう人
色々計画しても結局計画倒れしてしまう人
時間がない、時間がないって、口癖みたいになっていませんか?
僕なんか起きてる間は大体常にそう感じているし、客観的に考えたらタスク量に対して時間の絶対量からして足りないと思います。
それでも10月には仕事をしながら作詞をし、2つの即売会と1つのステージ出演を2日間でこなして且つ頑張りに見合った結果を得、そのまま11月にも遠征と動画撮影もしながら歌コレにも参加するという最高に密度の高い2か月をやり抜くことに成功しました。
自分が時間術を語るなんて偉そうな気がしますが、
過酷なスケジュールを実際に勝ち抜いた経験から話す時間との向き合い方なので、同じく時間との戦いを続ける皆さんのお役に立てればと思い語っていきます。
基本のキは時間を愛すること。
時間を愛さないと時間が逃げていく
どんなに「時間がない」といっても、
時間が1秒もない人っていないですよね。
時間ってちゃんと使えていないだけで、ちゃんと認識できてないだけで、
どんな人にも平等に24時間、ちゃんとあるんです。
量的には物足りないかもしれないけど、それでも時間はあなたのそばにいてくれているんです。
時間もわかってるんです。24時間では足りないことぐらい。
それでも出来ることを全部やって支えてくれているんです。
健気ですね。
それなのにあなたが「時間が無い!」「1日48時間欲しい!」みたいなことばかり言ってたらどうですか?
せっかくあなたのためにいてくれる時間も、なんであなたのそばにいるのかわからなくなって、悲しくなって離れて行ってしまいます。
「時間がない」が口癖になっている人は、
毎日汗水たらして働いている旦那に稼ぎが少ないだの甲斐性無しだの責めることばかりいうモラハラ主婦と一緒です。
彼女から給料袋をひったくって「チッこれだけかよ!」と吐き捨てながらパチに出かけるヒモ男と一緒です。
或いはアーティストや活動者もそう。
「ファンがいない、誰も俺のことなんか興味ない」なんて言ってたら、その人を真剣に推しているファンは「自分はいないものとされている」と傷ついてしまうでしょう。
いつか見捨てられて痛い目を見るのは自分。
だから時間がない、もっと時間があったら…と思った時にまずやるべきことは、「時間がない」から「時間はあるにはある」に、前提を変えていくことなんです。
こんな風に、意識を変えるだけでも体感的な時間の総量を変えていくことが出来ます。
体感的な時間の総量が変われば、有効活用できる時間も増える。
こういうのを僕は時間を「愛する」という風に表現します。
お金や人と同じように、時間もまた、時間を愛する者のもとにより集まると考えているからです。
ちなみに「時間がない」と感じることによるストレスのせいで実際にタイムパフォーマンスが下がることを「時間汚染」とも言います。
時間を愛するということはこの「時間汚染」への対策とも言い換えることが出来ます。
さて、ここまでが基本のキの部分。
「時間を愛する」ことをベースに、じゃあ実際にどんなことをしてあげればいいの?というアクションプランについて、ここからお話していきます。
僕自身もまた「時間術」について本やネットで調べたことがあります。
確かにいかにも効果ありそうだなぁとは思うんですが、実際やってみると思った以上にきちんと計画しなきゃいけなかったり、そのせいで結局続かなかったり。
世にいうところの「時間術」と比べれば、(簡単かどうかは人に依りますが)僕が語る「時間の愛し方」はとてもシンプルです。
結局やりたい時にやりたいことをやるのが一番時短になる
子供の頃、夏休みの計画表を作って先生に提出して、見事に計画倒れして…という経験を繰り返してきた人は多いはず。
理由は簡単。
人は「未来の予測」と「過去の振り返り」と「客観視」が大の苦手だから。
「旅行は計画している間が一番楽しい」というように、計画している間はなんでもできる気がしてしまう。
普段サボってる子供が夏休みに入った途端1週間で宿題を全部片づけるようなプランを立てたら?
旅行初心者が1日で函館→知床→札幌なんてプランを敢行したら?
計画倒れ待ったなしですよね。
レストランで大量に頼んで食べきれなくて「いや、食べれる気がしたんだよ!お腹すいてたし…!」ってなる人も同じです。
そんな失敗を積み重ねても、失敗から学ぶのはそう簡単ではない。
過去にどんな失敗をしてどんな痛い目を見たかを正確には覚えてられないから。
「喉元を過ぎれば熱さ忘れる」というように、
過去の記憶は過剰に美化したり、トラウマ化したりが儘ある。
人間の記憶力とはかくも頼りないものなのです。
慎重な人なら未来について色んなパターンを予測したりしますよね。
一応僕もやってるんです。会合当日風邪を引いたら?とか、遠征先のこの店が開いてたらこのプラン、閉まってたらこのプランとか。
それでも予想外のことはいくらでも起きます。
(遠征先で「お前、ユキシバこれ忘れるか…!!」とか←)
どれだけ色んな事を想定して場合分けしても、必ず漏れはあります。
そしてどういうわけか丁度計画から漏れていたパターンに限って出くわすのが人生。
世でいうところの時間術はつまるところ「計画術」。
しかし計画の肝は「未来を正確に漏れなく予測し」「過去の経験を正確に評価し」「今の自分を客観的に見積もる」こと。
これが出来れば理想的かも知れないけど、むずかしいから再現性がそんなにない。
計画倒れすれば、結果的にその間の時間だけでなく、計画する為に割いた時間もドブに捨てたことになる。
僕自身それで心が折れてしまった経験も経て、
けどそのおかげで今確信に至っている時間術こそが、
その瞬間にやりたいことをその瞬間にやること。
言い換えれば「わざと無計画に生きる」こと。
「計画力」ではなく「瞬発力」
今やりたいことを今やる。
僕の時間術のほぼ全てはこの一言に収まります。
(このブログも今書きたくなったから今書いているんです。)
この生き方で「計画力」の代わりに重要になるのが「瞬発力」。
何故なら、「やりたい」という感情の波に乗ることが大事だから。
そして、その波は自分で起こせるものではなく、自然に起きるものだから。
波を人工的に起こす、或いは凪の中をボートで進むのが「計画」なら、
波を読んで丁度良いタイミングで乗りに行くのが「瞬発力」。
「乗らなきゃいけねぇ…このビッグウェーブに!」を突き詰めるので、
サーフィンと一緒です。(※筆者はサーフィン未経験)
波乗りのコツ①波は何種類もある
僕を例にすると音楽を作りたい波、文章を書きたい波、筋トレしたい波、歌いたい波、部屋を掃除したい波、何か食べたい波、外に出たい波…ざっと挙げただけでもこれだけあります。
。
基本は代わる代わるやってきますが、いっぺんに波が来てモチベーションがフィーバーすることもあります。大変ではありますが、どの波に乗っても良いラッキーイベントです。
避けたいのは波が来ても何の波なのかわからないという状況。
皆さんの心にはどんな波があるのか、休憩がてら振り返ってみると良いでしょう
どんな波があるかを知っておくことで、実際に波が来た時に素早く行動に移しやすくなります。
波乗りのコツ②躊躇わない・余計なことは考えない
何度繰り返してもいいと思ってますが、このやり方では「瞬発力」が正義。
波が来たらすぐ乗りましょう。躊躇っている暇はありません。
実際のところ、「迷う」「余計なことを考える」のが一番時間を無駄にする原因になります。
考えてる暇があったらやれ!ってことですね。
僕を例にすると、筋トレしたいなと思ったらすぐ筋トレの準備。ストレッチしてすぐ実行。
いかに余計なことを考える隙を自分に与えないかが重要なので、
「筋トレ終わったら何しよっかな」なんていうのも無用。
タイマーをセットするためにスマホを触るときは十分ご注意を。
お前いつ筋トレするねん状態になります。
波乗りのコツ③逃がした波は深追いしない
過ぎてしまった波に乗ることはまず出来ません。
深追いせず、次に来る他の波に神経を向けることが大切です。
僕を例にすると、筋トレの準備をしている途中でうっかりTwitterのアイコンが目に入ってしまい、気付けば10分もTwitteriを見ていて、体もすっかりリラックスモードになってしまい…なんてことがお恥ずかしながらそれなりにあります。
うっかり筋トレの波に乗り損ねてしまったら、無理やり流れを戻そうとしても却って時間ばかり失うことになりやすい。
だからもういっそ筋トレのことはすっぱり諦め、次の波に備えるんです。
波乗りのコツ④寝不足は大敵
睡眠は大事!なんて言うまでも無いと思います。「わかってんだよこちとらぁ!!」という怒号が聞こえてきます。
でも言います。キレる暇があったらちゃんと寝なさい。笑
一般的な人間は7時間半くらいの睡眠が必要とされてます。
食事や運動習慣の改善や瞑想を続けることによって6時間まで圧縮できるそうですが、
6時間を切ると脳のパフォーマンスは酩酊時とそんなに変わらないくらいまで落ちることがわかっています。
波乗りは自分の心の中の波を読む感覚の鋭さと、それにいち早く乗る瞬発力が求められます。
マラソンか短距離走かでいうと短距離走です。
だから活動時間の長さよりも質の方が重要になるんです。
僕の場合、睡眠が足りないと全身のパフォーマンスが低く、時間も何となくまったり流れているように感じる。
時間もまったり、動作もまったり、判断力もまったりするので、タスクの切り替えもいまいち上手くいかない。
せっかく長く起きていられても、これでは無駄にする時間がその分増えるだけになってしまいます。
起きて活動できる時間が長ければいいというものではないし、逆に活動時間が短くてもずっと調子が良ければ勝ったようなものです。
波に乗れない時は
波は絶え間なく押し寄せてくるわけではありません。
いっぺんに色んな波が来る時もあれば、凪の時もある。
或いは、波は来てるけど心身が不調で波に乗るだけの体力や気力がないこともある。
そんな波に乗っていない時間をも活用できるかどうかで、こなせる仕事量は大きく変わります。
但しこれにはある準備が必要。
何の準備もしていなければ、ただじっと波が来るのを待つしかなくなってしまいます。
準備①波に乗れない時にやることを決めちゃう
常に何かしらのやる気に満ちている人ならいざ知らず、それ以外の大多数の人は「やる気の湧かない時」をどう活用するかが重要になってきます。
そのためには、「何もやる気が起きなくなったらやること」を洗い出してストックしておくことが大切です。
これはなるべく「やる気が起きなくても出来ること」である方が良いですが、例えば立ち上がって軽く運動して気分を上げるとかでもOK。
リストとして簡単に読み返せるようにしておくのがおすすめ。
「なんにもやる気起きないなー」という時にふと見返せるリストの存在が、時間の無駄を防いでくれるでしょう。
準備②何分でどんなことが出来るか知っておく
更に時間を無駄なく使いたいなら隙間時間の活用にこだわること。
「時間が足りない~!」と感じる人の多くは、可処分時間が「いつの間にか」溶けています。
その要因の一つこそが、隙間時間を無駄にしていること。
隙間時間の有効活用はめちゃくちゃ勝負を分けます。
では何故隙間時間を上手く使えずに溶かしちゃうのか、考えたことはありますか?
僕が思うに、その原因は何分でどのくらいのことが出来るのかをわかっていないから。
たった3分じゃ何も出来やしない!なんて決めつけて、その貴重な3分をぼーっとしたり何となくスマホで暇つぶしをしたりする。で、気付いたら30分経ってる。
後には「時間を無駄にした」という感覚が残り、「いっつも時間がない」という焦りになる。
日々の生活には思った以上に沢山の隙間があるし、
ちゃんと使おうとしてあげれば、ちっちゃな隙間でも思った以上に使い道があるもの。
実際にどのタスクに何分ぐらいかかるかな?と試しにモニタリングしてみると、
想像以上に短時間で出来ることもあれば、想像以上に時間を要することもある。
けど、より重要なのは「意外と短時間で出来ること」を知っておくこと。
自衛隊にいた人の話を聞くと、やはり時間がめちゃくちゃタイトなので、最終的に5分あると「じゃあコーヒー淹れて飲めるな」となるのだそう。
5分あれば単語帳を読める、10分あれば本を5ページ読める、30分あれば筋トレをこなせる…など、色々探して試してみましょう。
この二つはどちらかというと計画に分類されますが、その中でも「IF-Thenプランニング」と呼ばれる手法にあたります。
一般的な「○○時から△△時まで□□をする」というやり方と違って、「○○(な状態)になったら△△する」という、出来事そのものがタスクの合図になる手法。
より柔軟で手間が少なく、自制心は必要ですが計画倒れになりにくいのが魅力です。
もし時間を溶かしてしまったら…
面倒なことに、忙しい時ほど「あぁ~時間を無駄にした!」と嘆きたくなることが多くなるもの。
でも実はこれが一番ダメなんです。
最初の方で「時間汚染」という話をしましたね。
これは時間がないという不足感・ストレスによって体感時間が現実の時間よりも短くなり、結果的にタイムパフォーマンスが下がってしまうことを指しますが、
「時間を無駄にしてしまった」という罪悪感によっても時間汚染が引き起こされるのです。
そう。時間をうっかり溶かしてしまっても、自分を責める必要はありません。
溶かしたことに自分で気付けたんだから上出来じゃないですか。
あとはもっと早く気付いて修正できるようになればいいんです。
この世界は誘惑だらけ。
どんなに気を付けていても、うっかり時間を溶かしてしまうタイミングはいくらでもあります。
例えばオンライン学習しようと思ってPCを開いたはずが、どういうわけか推しのYouTube動画を延々見てたり、急ぎで必要なものだけ買うつもりが延々とウィンドウショッピングを楽しんでいたり。
そんな時は
「あ、今時間溶かしてたな。いかんいかん」
これでOK。
口に出して行動を切り替えると尚良しです。
口から出た言葉は自分の耳から脳へ再取り込みされるため、時間を無駄にしていることに気付いたぞ!ということをなるべく言葉にすると、移り気な脳みそも「お、いかんいかん」と切り替えてくれます。
独り言って、こういう時におすすめでもあります。
周りの耳を気にする必要はありません。
時間は命です。
自分の命を守ると思って言葉に出しましょう。
時間はお金で買えない財産
さて、長々と語ってみましたが、参考になりそうでしょうか?
僕がこの「時間術」で生活できているのは、仕事の特殊性のお陰も大いにあると思います。
だからフルタイムの会社員が僕と同じように取り入れられるかというと、それは難しいかもしれません。
しかしこういうのはゼロヒャクではありません。
自分の生活の制約がある中で上手いこと、出来る範囲で取り入れて試してみる。それでいいんです。
それすらしないで、出来ない理由ばっかり探して、結局何一つ自分の現状を変えられずにいる人がどれだけいることか。
それに比べれば、中途半端にでもあたらしいことを取り入れられたら万々歳です。
僕も完璧に波乗りを出来ているわけではありません。
未だに気付いたらTwitter見てたとか、気付いたらご飯食べてたとかよくあります笑
それでも、過去には時間術を試しては挫折を繰り返し、一周回ってもう何も計画しない方がかえっていいんじゃね??という仮説に行き着いて、とにかく波に乗ることに意識を向けることにして、
結果的に2日で3つのイベントをこなす十月遠征「ニブンノサン」や作詞案件、歌コレに動画撮影(徒歩旅)に12月ステージ出演の準備までをこなすことができました。
計画を立てるのが得意な人や、すぐやるべきこと・少し後でも大丈夫なこと・先々のタスクという風にバランスよく抱えている人であれば、一般的な時間術を参考にした方が良いかもしれません。
一方今回お話しした「波乗り時間術(仮)」は、
①計画を立てるのが苦手な人
②すぐやるべきことを大量に抱えている人
にとって特に威力を発揮してくれると思います。
生き急ぐための戦術とでも言うんでしょうか笑
お金で時間を買うという発想がある一方で、どれだけ大枚をはたいても過ぎ去った時間を買い戻すことは出来ません。
時間は唯一、全人類に平等に与えられる財産なのです。
最後まで読んでくれたあなたの大切な財産を守る助けになれたら幸いです。
それでは、また他の記事でお会いしましょう!
購読登録(無料!新着記事のお知らせが届きます)もぜひ!
YUKISHIBA
Comments