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maliceberryblog

【「金の為じゃない」は甘え】音楽始めたての頃と比べて「成長」したところ

音楽を始めたての頃は「金が欲しいんじゃない!自分のやりたい音楽で評価されたいんだ!」と思ってました。それが今では・・・



こんばんは、YUKISHIBAです。


久しぶりの『自由を研究する』カテゴリとなります。

この頃はTwitterで思考ネタを拾っては物申したり深掘りしたりして記事にするというスタイルになっております(ΦωΦ)




今回のテーマは「好きなことを仕事にする」。





うわぁ~~出たよまたこいつ(´・ω・`)←




冗談はこの辺にして、ちゃんと真面目な話をします。


いつものようにTwitterを巡回しているとこんなツイートに巡り逢いました。



今日はここから深掘っていきます。

いやぁほんとTwitterって優秀。TL見てるだけでポンとネタが舞い込んでくるんですもの笑




お金が欲しいだけなら音楽なんかやらない


活動者なら誰しもが痛いほど実感してることではないでしょうか。



音楽では稼げない。



無理だとは思ってない。

けど、まるで雲を掴むような話だと感じている部分も確かにある。



素晴らしい作品を作るのに世間から注目されていない人なんて山ほどいる。

プロとアマの境目だって日に日に曖昧になっていく。

メジャーデビュー出来たところで、その後一花咲かせられるかは全く別問題。


「売れる曲」などというのは存在しない。「結果的に売れた曲」があるだけ。

というか売れる音楽・売れない音楽を事前に見極めるなんて無茶な話。

それをやるのがプロデューサーやらお偉方の仕事なのだろうけど、別に科学的根拠があるわけでは全くない。


それもそのはず。そもそも何故人間が芸術を理解できるのかからして未だ解き明かせていないのだから。


それでも尚、全ては「曲が売れるかどうか」。




「成功法則」があまりに無さ過ぎるから、芸能人には自分が今得ている成功がまやかしではないか、終わってしまうのではないかという恐怖に駆られる。


占い師を頼る芸能人が多いと言われるのも、自分の今がある理由があまりに不透明ゆえに未来の見当がつかないからなのかもしれません。




もしお金を稼ぎたいくて音楽をやるつもりなら、それはやめなさい。


君が選ぶべき道は音楽ではない。




そういう意味で、若造ミュージシャンのいう「金が欲しいんじゃない!」は正しい。


単にお金が稼ぎたいだけたら、就職するに勝るものはないから。




仮に「売れる音楽」とやらがあるとして、それを「あなたが作って」売り上げが上がる保証なんかどこにもない。


どんなに作品が良くても、それを人々に見つけて貰えるかは全く別。

見つけて貰えたとして、お金になるかは更に別問題。



それに引き換えバイトや正社員なら、大きな問題を起こさず継続して出勤してさえいれば、毎月決まった給料が確実に手に入る。


そのことを思えば、好きじゃない上司のもとで好きじゃない仕事をする方が案外楽なのかもしれない。




しかしこれはあくまでも「何をするにもお金の為と割り切れる人にのみ当てはまる論理」なのだということを忘れてはならない。




音楽をやっている人にとって、音楽は人生の中心です。


おおよそ趣味として割り切れるような代物ではない。


逆にオリジナル曲を作っている人で、音楽を人生のおまけ程度に据えている人は今のところ見たことがありません。



音楽が心の底から好きで行動に表れていたり、音楽を作ってないと死んでしまう生き物だったり。

今アマチュアとして音楽をやっている人の多くはそうではないでしょうか。




「金の為じゃない」は甘え


マリベリ創立期の僕はまさに冒頭のツイートみたいなことをそのまま思っていました。


お金の為に音楽をやるんじゃない!あくまでもマリベリの音楽を世界中に広めていくから意味があるんだ!と。



今も本質はそんなに変わっていないと思います。

純粋にお金のために音楽をやってるんだとしたらこんな複雑で流行りに左右されない音楽性にはならないし、そもそも純粋にお金が欲しいだけなら先程言った通り音楽なんかよりずっといい方法が山とあるし。



唯、一つ決定的な点が抜けているとしたら、

お金は欲しいんです。



お金の為に音楽をやるんじゃない!あくまでもマリベリの音楽を世界中に広めていくから意味があるんだ!


それはそれでお金は欲しい笑(何故二度言った)




僕の所感ですが、活動者(特にアマチュアミュージシャン)は「やりたい音楽を突き詰めたい」とは言うけど、「それでお金を稼ぎたい」とは明言したがらない。


その代わりに、「より多くの人に届けたい」とか「誰かの心に寄り添いたい」とか言ってなんかいい感じに躱そうとする。




けどそういう人に対して例えば「じゃあ音楽で一銭も儲けられなくても構わないんですね?」と訊いたらYesとは言わない。

かといってNoともはっきり言わないし、趣味だとも言わない。



作りたい音楽や立ちたいステージの話をしている間はとても饒舌なのに、お金の話になった瞬間、今までの勢いが嘘みたいに歯切れの悪くなる活動者、いますよね。(最近はマシになったのかな?)




音楽はただ好きなだけでやっていける代物ではないことも、恐らくほとんどの活動者が実感するところでしょう。


音楽を作っていくためには相応の資金力と膨大な時間が必要。

だから音楽に「趣味レベルを超えて」打ち込むためには、音楽でお金を生む必要が出てくる。



そこまで頭で理解して尚「音楽で稼ぎたい」と口にすることすら躊躇ってしまうのは、音楽でお金を稼ごうとしていることに後ろめたさを感じてしまうからか、或いはそれを明言してしまったら「自分の作りたい音楽」は諦めなきゃいけないと思い込んでいるからか…。




勿論、自分のやりたい音楽でお金も得るというのはまさに悪魔の選択です。

その分難しさも跳ね上がります。



でも、やりたいと思ってしまったのなら仕方ないじゃないですか。


自分は一生そのステージに立たず、他の人がそのステージへ上っていくのを見届けながら老いて死ぬことになって、本当に後悔しませんか?



どんなに過酷でも、己の魂がそれを望むなら、進むしかありません。

それは愚かでも哀れでもなく、寧ろきわめて自然なことなのです。




叶えたいことは正直に言え


ツイート主は「やりたいことは置いといてとにかくお金が欲しい」と思えるようになったことを「成長」だと言っていますが、僕は少し違った成長をしています。



マリベリ創立期の僕は「お金が欲しいんじゃない!自分のやりたい音楽をより多くの人に届けて評価されたいんだ!」と思っていました。


が、今では「自分のやりたい音楽をやって、それでお金も稼ぎたいんだ!」と、何の躊躇いもなく言えるくらいには成長しました笑




ふざけているわけではなく、言いたいのは

叶えたいことは正直に言えということ。



それが出来ないうちはどれだけ「活動者」という立場に居座ろうが、進展は望めない。



自分の夢すらオブラート抜きに語れないような不確かな心持ちでは、人は付いてこない。

思い切った行動なんか出来ない。

ここぞというところで踏ん張れない。


何を隠そう僕がそうだったから、この辺はものすごく実感します。



売れたいんだったら堂々と「売れたい」という。


アーティストといえど、最初から作りたい音楽が確立しているような我の強い人ばかりではない。

寧ろ自分というものが無いが故にリスナーのニーズやトレンドに集中できるなら、「売れ線」だって立派な才能だ。


趣味としてやっていきたいんだったら「趣味」という。

活動者全員が成功したり、お金や名声を手に入れたいわけじゃない。


そして好きな音楽でお金も欲しいんだったら堂々とそうやって言う。

とんだワガママの世間知らずと思われるかもしれないが、ワガママというのは貫き通せるかどうかで価値が大きく変わるもの。

口先だけだからいけないのであって、行動・努力を伴うワガママは人を惹きつける。





音楽を志すのに高尚な理由を並べ立てるのは自由ですが、もしそれが「音楽でお金を稼ぐ後ろめたさをごまかす免罪符的なもの」として言っているのであれば、この際思い切って取っ払ってしまいましょう。


「生きるために音楽をやる」

これだけで本来、音楽を志すのに十分な理由なのです。



いくら地上の方が文明が豊かだからといって、魚が「じゃあこれからは地上で生活するか」とはならないですよね。

それと同じで、「普通の仕事」の方が確実に稼げると分かっていても、「じゃあ音楽諦めて就職するか」とはならない人もいる。


僕だってそう。言ってもすんでのところで魚から肺魚に進化したくらいなものです笑



こういう人達にとっての音楽活動は、まさに魚たちにとっての海です。

精神的な意味だけでなく、物理的な意味でも唯一の「生きる場所」。


普通の人たちにとって「仕事」が生きる手段であるのとほぼ全く同じように、僕等にとって音楽が生きる手段なのです。




けれども、音楽で生きるためにどんな嫌いな音楽でも作る!というならまだしも、自分のやりやい音楽でお金まで稼ごうというんだから、

生みの苦しみがわからぬ人間からすれば「ワガママ言うな!ほんと甘ったれだよなw」と思う話かもしれません。



けれどそんな一般人の皆さんだって、お金が稼げさえすれば農家でも漁師でも土方でも水商売でも何でもやらせてください!とはなりませんよね?

逆に「仕事は稼ぐためにやるんだから、みんな沢山稼げる医者になるべき!」なんていうのもおかしな話ですよね?


どれも社会にとって不可欠な仕事ですが、いくら生きる手段といえど各々合う合わないがあるし、内容は選んで当然でしょう。



「音楽」でさえあれば何でもいいというわけではないのは別に甘えでも何でもなく、それと同じことなのです。

一般人が自分のやりたいこと・適性に合わせて職種を選ぶように、僕等は自分のビジョンや気持ちに合わせて作りたい音楽を選ぶ。




ここまで音楽に限ってお話してきましたが、音楽活動に限った話ではありません。

どんな夢であれ、心の底でそれを叶えたいと思っているなら、そこに恥や後ろめたさは無用です。

どうせ全員が応援してくれる夢なんか無いんですから。



夢なんて馬鹿にされて元々です。


それでも夢は尊い。誰にだってあるものではないから。



せっかくあなたに夢があるなら、ガチって良いんです。

周りが引くぐらいもっともっともっと。



簡潔な言葉や魅力的な表現でなくてもいいから、まずは自分の夢をストレートに語る。

それが出来て初めてスタートラインだと思います。





最後まで読んでいただきありがとうございます。



あなたの夢も是非コメント欄に書いていってください

「正直に」ですよ!笑



汝、自由で在れ✠


YUKISHIBA


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