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【マリベリ音楽の要】専属楽団・Marionetteを紹介します【生きてるのか死んでるのか】

僕はマリベリにおいて楽団総指揮という立場を頂いておりますが、マリベリの中で一番不出来なのがほかならぬ僕です。

ただ多少音楽を作れて歌えて、リーダーのように振舞っているに過ぎません。


「本当に大切なものは、目には見えないんだよ」とは最早あまりに有名なフレーズです。

そのフレーズの通り、僕等の命を繋ぎ、人生を切り拓くものは、ことごとく目に見えないものです。


マリベリの音楽を支えているのも、今回紹介する目には見えないどころか生者でも死者でもない流れ者達です。


そんな「何者でもない者達」がいなければ、マリベリの音楽は今頃地上のどこにも流れていないのです。




こんばんは、YUKISHIBAです。


せっかく新しいブログになったので、マリベリの楽団・Marionetteのメンバーを改めて紹介したいと思います。



マリベリ楽団員・Marionette



13人編成による、MALICE BERRY専属楽団。


全員少女の姿をしているが、かつて地上で生きていた、或いは今も生きている人物の魂・思念から構成されている。


それぞれに【抱えるべからざる経歴】を持っているが、その詳細な記憶に関しては陰界(YUKISHIBAの生まれた場所)に渡る過程で何らかの手が加わっているようである


かつて凶器を握った手に楽器を持ち、かつて人を殴り飛ばした拳で時々YUKISHIBAを殴るのである。


会合を行う時のみ地上に出向くが、肉体を得ることは無い。




楽団員紹介【ツインギター】




【舞台の華】イルマ(画面右)


担当:リードギター

出身:ドイツ

年齢:14歳


まるで舞台女優のような存在感を放つ、ステージの花形。

典型的な美人(※MAMEUSAの感想)から繰り出されるえぐい悪戯は生前の経歴に由来する。


美人は生前からで、学校ではクラスの中心にいることが多かった。

ただ、周囲の大人からは「女の子らしくいなさい」と再三言われいた一方で、幼少期から【嗜虐的性愛】が発露していた。


抑圧と本心の間で葛藤した彼女は、学校では問題児扱いだった。


周囲はそれでも「美しいのだから女優を目指せばいいじゃない」と期待をかけ続けたが、それが結果として彼女を【恐怖の象徴への渇望】を呼び、【暴力的な真の姿を発現する舞台】へと走らせることとなった。


母国の強制収容所にて看守として働き、《美しき獣》と恐れられた過去を持つ。




【冷静沈着】イルゼ(画面左)


担当:リズムギター

出身:ドイツ

年齢:15歳


冷静沈着で知的好奇心が旺盛。


同じギター担当ということや、生前にイルマとは別の収容所の看守であった経歴から、イルマとの関わりが多い。


親の職業柄、幼くして“死”という概念に興味を持つようになる。

しかし、【死を忌避し遠ざけようとした両親】への反動から、満たされない好奇心はやがて“死”への特別な情愛へと変貌する。


敗戦後、裁判にて処刑が決まると、「死こそが救い」と書き残し、独房にて自ら命を断った。

この一言にどのような意図があったかは定かではないが、【死への恋慕】はMarionetteの一員となった今も絶えてはいないことは、YUKISHIBAと死について談義する様子から見て取れる。


マリベリを【自ら選んだ死に場所】と位置付けており、一つ一つの舞台に【究極の最期】を探し求めている。




楽団員紹介【リズム隊】





【みんなのメイド】ベラ(画面右)


担当:ベース

出身:ルーマニア

年齢:17歳


お嬢様のような上品な振る舞いで、全員の身の回りの世話をしてくれる皆のメイド。

目立つよりも仲間にとって欠かせない存在になることに喜びを感じる性格。


生前はもっと奔放なお嬢様だったようだが、現在は非常に献身的でお淑やか。

ただし独占欲は非常に強く、生前はその独占欲から、愛した人を夜な夜な屋敷に招いては殺し、地下室でその屍体と愛を重ねていた。


バートリのために地獄に出向いて血を仕入れているが、生前のその特殊な性癖を活かした目利きによって、バートリからのお墨付きを得ている。


ちなみにベースは5弦もしくは6弦を使用。




【ストイックお嬢】バートリ(画面左)


担当:ドラム

出身:ハンガリー王国

年齢:14歳


音楽の明暗を最も左右する存在という強い自負があり、毎日長時間の練習(なのか唯の八つ当たりなのかは時々不明)を欠かさない。Marionetteの中で最もストイックなメンバー。

ストレスが溜まりやすいのかヒステリーを起こしがち。


もともと名門貴族の出身であるが、【避け難い事情】により、若い処女の血に【ある種の天啓】を見出した結果、犯罪史にも名を残すこととなった。


病的に美しい(※YUKISHIBAの感想)が、自らの美に尋常ならざる執着を見せ、何においても完璧であることを強迫的なまでに追い求める。


ちなみに華奢な身体の割に力が非常に強く、そのありったけの力をドラムにぶつけるため、地上にある一般的なドラムセットではすぐ壊れてしまう。

そのため彼女の使用するドラムセットはすべて、地上では手に入らない特殊な素材を使った特注品である。


楽団員紹介【鍵盤コンビ】



【天才不良少女】アイリーン(画面右)


担当:キーボード、シンセ、パイプオルガン等

出身:アメリカ

年齢:17歳


喧嘩っ早い性格、粗暴な言動、そして裏腹に面倒見が良く小動物に慕われるところも含め、まるで漫画から飛び出てきたような不良。


生前は荒れた家庭で育ち、身を売って生計を立てていたためか、他者への警戒心や敵意が尋常ではない。ただしその一方では心の全てを預けられるような相手を求めてもいる。

人を突き放すような言動をしがちだが、本当は孤独が嫌い。


キーボードのほかにシンセサイザー、パイプオルガン、ピアノまで弾きこなせる天才(本人曰く「鍵盤なんてどれも同じだろうが」とのこと)。


ちなみに喧嘩は強いが勝負事は弱く、後に紹介するサダに賭け勝負を申し込んでは負けている。ギャンブラー気質。




【謎多きドM少女】マイラ(画面左)


担当:ピアノ

出身:イギリス

年齢:12歳


普段は大人しく縮こまっていて、自己主張がない性格。それだけに、けしかけられて派手ないたずらをすることもしばしば。

支配される実感に悦ぶマゾヒストでもあり、【破滅的な自由】に飢えてもいる。


自分のことを語らないマイラについてわかっていることは少ないが、生前については、幼少期より(自分を持たないように育てられてきたため)大人しく評判の良い子であったという。


反面、大人になってもアイデンティティと呼べるようなものは何一つ無く、今の人格を覚醒させたのは【ある危険思想を持った男】との出会いだった。


その後の二人の凶行は絵本『おぞましい二人』のモデルにもなった。

《おぞましい二人》として暗躍した時の刹那的な悦楽が、Marionetteとしてピアノを弾いている時に蘇るのだそうだ。




楽団員紹介【修道女と女神官?】


【マリベリの頭脳】ヴォワザン(画面中央)


担当:フルートほか木管楽器

出身:フランス

年齢:13歳


生前の彼女はルイ14世時代のフランスにて巻き起こった毒殺ブーム(?)の立役者の一人であり、時の王妃から毒薬の相談を受けるほどであった。

占い師という表の稼業の影で黒ミサを取り仕切っていたこともあり、裏社会の実力者として名を馳せていた。


というのも、【父親:敬虔な神父→修道女や信徒への性暴力】【母親:献身的な看護婦→患者への虐待】という二人の心の柱を失ったことを機に、悪魔信仰に傾倒するようになり、真面目で勉強熱心だった彼女はすぐに頭角を現した。


Marionetteの一員になってからも、悪魔学や魔術、天文学、化学、錬金術や薬学などの膨大な知識があり、YUKISHIBAもよく彼女に教えを乞うている。もはやマリベリ第三の頭脳といっても過言ではないだろう。


また黒ミサの執行人としての実力と背徳的な風貌、ユーモアを散りばめた知的な物言いが地獄で人気を博し、カリスマ的存在となっている。

彼女の黒ミサは常に超満員、彼女が絶賛したものは即完売と、まさに悪魔的な影響力である。




【出番少ないがち】メアリアン(画面下)


担当:アコーディオン

出身:イギリス

年齢:14歳


引き籠り体質で幸せな雰囲気を嫌い、何かと自己嫌悪に囚われている。


自由で輝く人生を夢見ながら、それを叶える勇気の無さに負けたことが強い劣等感となり、【自分より未来のある人】を僻むようになる。

その卑屈ぶりは恐らく「陰キャ」という言葉で許されるレベルを軽く超えてるのではなかろうか。


生前の彼女については、《英国初の女性連続殺人鬼》という経歴や、殺害した人数(13人の我が子のうち11人を含む計21人)などが目につきがちである。

しかし真に戦慄すべき点は彼女の奥底に横たわる【未来を奪う】ことへの根源的な執着であり、その執着は後天的な要因によるという点である。


兎にも角にも、彼女にとって自身の凶行は、自らの存在維持に欠かせない手段だった。



Marionetteになってそれらから漸く解放されたように見えたが、Marionetteもまた自分より華と才能のある団員ばかりで、自己嫌悪に狂う日々らしい。


キャラが濃く出る曲を選ぶアコーディオンの担当ということもあり、出番が少なく忘れられがち。そして拗ねて部屋に引きこもりがち。

但し楽器単体での人気は高いため、拗ねてしまった時にはそのことを懇々と説いてあげることも。



楽団員紹介【ストリングスコンビ】



【アイドル志望?】アリット(画面下)


担当:ヴァイオリン

出身:イングランド

年齢:12歳


目立ちたがりで積極的。YUKISHIBAのことを「リーダー」と呼ぶ時の様は、まるでアイドルグループの一員のようなハキハキした明るさを放っている。


だがその一方で自傷と不幸自慢が大好き。寧ろそちらの方が生前の名残である。


目立ちたがりは生前からで、他者から気にかけられるために自ら怪我をし、傷をつけていた。クラスメイトに聞かれたときに落ち込んだ表情で答えるのが至福の時だった。

縁あって看護師になったことを機に、自らを悲劇の中心として演出する手段が《自傷》から《他傷》へ変わり、その結果、犯罪史上稀にみる存在となる。


自傷の方法もまた生前の名残で激しく、具体的な方法はここでも書くことをはばかられる。

積み重ねた自傷の影響で、痛みへの耐性は強いようだが、それを悟らせないだけの演技力も持つ。(※マリベリのメンバーはいい加減騙せない)




【気立ての良いお姉さん】サダ(画面上)


担当:チェロ

出身:日本

年齢:14歳


誠実で気立てが良く、艶やかな雰囲気をまとう。飲み歩くのが好きで羽目の外し方が派手。

肝が据わっており賭け事にも酒にも強く、よく勝負好きのアイリーンを負かしている。


彼女は良家の生まれで甘やかされて育ったが、性格は癇癪もちで早熟、不良との関りも多かった。

【突如起きた悲劇】を機に遊女になってからは、性への依存を抱えながら、駆け落ちをして宿を転々としていたこともあった。


Marionetteの一員になって、やっと逃げる必要もなくなり安心したと話しており、彼女曰く音楽は愛人、舞台は情事、楽器は(※ここでは割愛)なのだそうだ。


余談だが、彼女は地獄で飲み屋を経営しており、高名な悪魔も足しげく通うなど評判は上々とのこと。




楽団員紹介【名脇役トリオ】



【薬で元気10000倍】ジョアンナ(画面右)


担当:ブラス

出身:イギリス

年齢:12歳


Marionetteの中では珍しく恵まれた家庭で育ったが、彼女にとって平穏は檻のようなものでしかなかった。

不良と関わるようになり、ドラッグに手を出してからは愉快殺人犯として悪名を轟かせた。


Marionetteとしての彼女は、普段は無気力で、自室のベッドと車椅子の上だけで生活している。


しかし薬物中毒は健在のようで、安価な風邪薬から【炙ったり注射したりする形式の薬物】までとにかく様々な薬を【水を飲むが如く接種】している。

そのため薬が効いている間だけは、(※知性と引き換えに)その小さな体からは想像もつかないほどの力を発揮する。


本人が存命なせいなのか薬のせいなのか、知能は4歳児レベル。(アリットや後述のマリーベルも本人存命なので、恐らくは薬のせいである)




【破壊を秘めた貴族微笑】ダリヤ(画面中央)


担当:ハープ

出身:ロシア帝国

年齢:15歳


帝政ロシアの貴族出身。

気品あふれる美しい容貌と言動の裏には、美への破壊衝動を秘めている。


愛情を充分に受けることなく育った割には過去を嘆くことも、愛に飢えることもない。しかし気付けば【不明なる経緯により】凌辱に美学と性的快感を見出すようになっていた。


貴族という身分を利用して凌辱・破壊の限りを尽くしたという点においてバートリと仲が良い。しかし手法には独特のこだわりがあり、バートリのように派手さを追求するやり方は、ダリヤに言わせれば【素材への冒涜】なのだそうだ。



【ずる賢いサイコ少女】マリーベル(画面左)


担当:マレット

出身:イギリス

年齢:10歳


Marionette最年少メンバーで、ずる賢く悪い方向にばっかり機転が利く。


家庭環境の影響か遺伝のせいか、幼少期から口が達者で利口な少女であった。

利己的で残虐なことを平気で行い、息を吐くように嘘をつく。

またプライドが高く、弱いものを虐め、大人にも怯まず突っかかる性格。


Marionetteに加入してからもこうした性格は健在。子供離れしたサイコパス性を持ちながらも、いたずらをする時と夢【※世界的な猟奇殺人鬼】を語るときは子供らしい顔を覗かせる。





ここまで読んで頂き有難うございました!長かったですね!笑


今回は1本の記事でざざっと紹介したかったので、個々人の詳細に関してはマリベリ公式WebSiteをご覧ください。

そちらには各々の生い立ちなど更に詳し~く記しております。



今後もマリベリについて親しみ・興味を持ってもらえるよう、無い知恵を振り絞って精一杯活動して参ります。




YUKISHIBA

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