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maliceberryblog

【面接で】人間関係で悩んだことはあるかと質問されたら

本来ないはずの「正解」が存在してしまう、面接という場面。

その面接でもし「人間関係に悩んだことはあるか」と聞かれたら、どう答えるのが正解なのでしょうか?

安易に嘘で切り抜けようとする前に、「ごまかさない模範解答」を考えます。




こんはんは、YUKISHIBAです。



今回は、僕自身の経験をもとに、「人間関係で悩んだ経験」を問われた時の答え方を考えていきます。



この質問にフォーカスしたきっかけはと言いますと、


①僕自身が実際に聞かれたなかで、特に印象的なエピソードのある質問だったから

②面接官の立場になった時、答えによって合否がかなり左右される質問だから


といった感じです。



出来ればあの時の面接で「人間関係に悩んだことはありますか?」と聞かれて答えに窮した僕に、今回の話を教えてあげたかった。


一人でもあの時の僕と同じ目に遭う人を減らせるよう、これから面接を受ける人に届いて欲しい話の一つです。




無いはずの正解がある面接の世界



面接で一番大事なことは、正解を当てることに囚われないこと。

正しいことを答えようとするよりも、私達が思うことや考えを、論理立ててわかりやすく伝えられることが最も大切です。


そして可能な限り嘘をつかないこと。



嘘をつくという行為を軽く見ないことです。

特に面接の場で嘘をつくということは、そこで勤めている間はずっとその嘘をつきとおさなきゃいけないということですよ。



誰とも仲良くなったことがない人が「誰とでも仲良くなれます!」なんて嘘をついて受かってしまった日には目も当てられません。



相手を騙す者は、自分を騙す義務も同時に負うことになるのです。


中身のない職歴と心の傷をこさえるだけのジョブホッパーになりたくないのなら、面接は受かりさえすればいい!などとは考えないことです。




ただし、冒頭で「本来ないはずの正解が存在する」と言った通り、採用者側が用意した模範解答ありきの面接なんて珍しくも何ともありません。


「残業もあるけど大丈夫?」の答えは「大丈夫です!」だし、

「他に質問ありますか?」に対する休暇・手当の質問は不正解です。



あの日の面接の帰り、僕の担当だった転職エージェントからは、「ああ聞かれたら嘘でも何でも”(人間関係に悩んだことは)ありません”と答える。本音と建前は重要」と言われました。



果たして、人間関係で悩んだことなど一度たりともない!が、これから企業の一員となる者として本当に正しい答えなのでしょうか?



もっと言うと、人間関係で全く悩んでこなかった人間が、本当に社会人としてふさわしいのでしょうか?



人間関係ほど人を悩ますものはない



一人として同じ人間はいません。


生まれも育ちも違えば常識も違います。

100人いれば100通りの意見、物の捉え方や性格があります。



そんな中で私たちは、成長に従って様々なコミュニティに属します。


家族から始まり、クラスメイト、部活の仲間、職場の同僚やクライアント、先輩後輩…



違う人間が何人も何十人も、同じ空間で長い時間を過ごせば、衝突の一つや二つ起きない方がおかしいし、中には自分とどうにもそりが合わない人だっているでしょう。




私達は、生まれながらに世界の複雑さや人間の多様性を理解しているわけではありません。


子供のうちから人を泣かし、人に泣かされ、そうやって人との関わり方を学んでいくはずです。




もし僕が面接官でも、人間関係に悩んだ経験の有無は聞くと思います。

そしてもし相手が「ありません!」と答えたら、


①嘘をついて受かろうとする人

=合否という目先の結果しか見えておらず、利己的で、しかも一度嘘をついたことで向こう数十年それを貫き通さねばならないことに気付いていない


もしくは


②人付き合いに難がある人

=嫌われるタイプの「陽キャ」。無配慮で鈍感で、自分の振る舞いが周囲にとって悩みの種になっていることに気付けない、控え目に言ってチームの癌


の、どちらかだと判断しますね。


企業に対しなめた真似をしてくれたお返しに意地の悪い質問攻めにしちゃいそうです←




悩んだ経験は成長の証



人が悩むのは一体いつでしょうか?

それは壁にぶつかった時です。


では人は何のために悩むのでしょうか?

それは壁を越えるためです。


ではそもそもなぜ人は壁にぶつかるのでしょうか?

それは自分の足で人生を歩んでいるからです。




結果的に壁を越えられようが越えられまいが、越えようとして最大限戦ったという経験は、人を一回りも二回りも成長させてくれます。



どうしてこれを面接で落とす理由に出来ましょうか。




逆に、悩んだことがない人は、人生を自分の足で歩んでいない人です。


歩んでいなければ壁にぶつかることも無い。

壁にぶつかれないから、挑戦する機会も自己成長の機会もない。



頭を使わない人間、もしくは他人のことを思いやれず、周りの人間のゆく道を邪魔する側の人間。



そんな連中に限って自分のことをコミュ力強者・社会適合者だと信じ切っており、周囲にストレスをばらまき、組織のパフォーマンスを下げていることにも気づけない人です。



それを武器にする方法も無くはありませんが、正しく武器として使えている人が一体どれだけいるでしょう。


正しく使えなければ武器は凶器でしかなく、まさに組織の癌。


大量の資金と人員を投じて組織の癌を選び取ろうなんて、きっと僕が受けた面接先の会社(法人)はよっぽど物好きだったんですね!笑


組織全体が侵されて会社自体が「社会の癌」にならないことを願うばかりです。




悩んだ経験は余さず血肉に変えるべし



「人間関係に悩んだことあるか」という質問に、私達はどう向き合えばいいのでしょうか。



正直に言ったら嫌な顔されるかも、なんて怖気づく必要はありません。


何であれ悩んできたという経験は、そのことに関して人一倍深く考えてきた証拠であり、財産だからです。




ならばそれを正直に、出来る限り詳しく説明しましょう



まずは人間関係において壁にぶつかった時のことを思い出す。



どんな風に壁にぶつかって、自分はどんな苦しみを抱えて、どんな風に悩んだか。

相手どうだったのか。相手の立場に立ったらどんなことがわかるか。


そしてその経験は自分にとってどんな意味があったのか。どんなことを今の自分に教えてくれているのか。その教えを踏まえ、自分はどう振舞うべきなのか。




そこまでの学びを得られて、面接官にわかりやすく説明出来たなら、文句のつけようがありません。


それで嫌な顔をしたり不合格にしたりするような企業は、きっと嘘つきやサイコパスが御所望のゲテモノ食いです。


入社する前にわかってよかった!うっかり入っちゃってたらひどい目に遭ってたぜ!ってなものです。




人は誰しも一人だけでは生きていけません。だからこそ壁にぶつかりながらも人間関係を築いていくのです。


悩んだ経験は、あなたが必死に生きようとして来た証。人としての強さの証なのです。


それをよく自覚して、嫌な思い出も良い思い出もすべて自分の血肉にしてやりましょう。




YUKISHIBA

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