こんばんは、MALICE BERRY改め楽団型秘密結社MARIONEttE楽団総指揮・YUKISHIBAです。
5月5日付でMALICE BERRYは楽団型秘密結社MARIONEttEに結社名を変更しました。
現在は移行期間で、今日の段階ではTwitter、YouTube、ニコニコ動画チャンネルまで名前変更が済んでおります。
公式ブログとFANBOXはもしかしたら変えるのが大変で遅くなるかもしれません…
理由と想いに関しては前回の記事でまとめてあるので是非読んでいただきたいのですが…
今回は
「実際結社名が変わると何か変わるのか?」
という疑問にお答えします。
結社名が変わると変わるもの
バンド名が変わる時は大体メンバーも変わる…というか実質解散ですよね。
仮にメンバーがそっくりそのままだとしても、名前が変わると全く別のバンドになるような感じがします。
マリベリがMARIONEttEに変わると。
雑に言うと、
正直何も変わりません。
強いて言うならロゴが変わる…とか?
そもそも今回の結社名変更は「結社の実態をより言い表す名前」を模索した結果の変更です。
僕等は創立以来何度も変化をしながら《真なる自由→魂への愛と解放》を追い求めて進んできました。
大文字・小文字の区別に始まり(最初はMalice Berry表記だった)
楽団員の加入(楽団員は途中から加入した)
SNSや動画サイトへの進出と復帰、
SNS上での振る舞いやステージでの振る舞い、
キャッチコピー、そして楽団型秘密結社化し、
楽曲オーダーメイドのようなサービスも開始し、今に至る。
そんな中で、何故この名前が創立からずっと変わっていないのかがわからなくなったのです。
言うまでもなくMALICE BERRYという名前にもきちんとした由来があるわけですが、
もっと相応しい名前があるのではないかと。
検討した結果「変える必要はない」という結論に至る可能性も十分に残しつつ、
もしMALICE BERRYという名前が最早「伝統」に過ぎないとわかったら、看板をかけ替えることを躊躇わない。
そう決心し、MAMEUSAを交えて議論を重ねた結果、
MALICE BERRYは「MARIONEttE」に生まれ変わることとなりました。
けど、本質は変わりません。
寧ろマリベリ時代以上に名前と活動がマッチするだろうと考えています。
見せかけの自由から更に離れ、究極の自由に近づくための変化。
いや、既に近づいていることを示すための変化です。
名前を変えたかった事情?
裏の理由というほどでもないですが、実は結社名を変えることで結社を構造ごと変えたいという思惑があったのも事実です。
まずはこれを見て頂きたい…
従来(MALICE BERRY時代)では、
楽団総指揮YUKISHIBA、
専属絵師MAMEUSA
専属楽団員Marionette(13名)
同志・BUD
によって構成されていました。
そうです。ややこしいんです。
しかも正式名に「楽団型秘密結社」が含まれていない分、説明するときに「楽団型秘密結社です」と付け加えなくてはなりません。
説明を聞かされるリスナーやその説明を求められる会合の会場スタッフや主催者は内心うんざりするかもう聞き流しているところでしょう。
それが新しい結社名だと、構成要素を説明する時
楽団と同志
だけで済むのです。
しかも結社名の中に正式に「楽団型秘密結社」が入っているので、後から補足する必要がありません。
そしてやはり決め手は「MARIONEttE」の部分。
従来では「楽団」の構成要素のうち「楽器隊」にだけMarionetteという独自の名前があったことで、
「楽団」をいちいち「楽団総指揮」「専属絵師」「楽器隊」の3つに分けて説明する必要がありました。
それをしないとソロアーティストや歌い手と絵師のユニットと間違われるからです。
ところが、もともと楽器隊の名前だった「マリオネット」を結社名にしてしまうことで、「楽団」をいちいち3つに分ける必要が無くなったのです。
だから、構成要素は楽団と同志の二つだけになる。
詰まる所、組織の単純化に成功したのです。
しかも図を見てみるとMARIONEttEの方の組織図は月みたいになっていて、闇の部分が楽団、光の部分が同志になっています。
こんなところからもMARIONEttEの体系が今までより格段に本来あるべき姿に近づいていることが読み取れます。
作品やコンセプトが難解(≒哲学的だったりしてキャッチ―ではない)である分、MARIONEttEにとって作品に直接関係のない部分での難解さ・ややこしさは難敵。
普通のバンドやサークルはおおよそ経験する機会のないことと思いますが、この影響はかなり大きいはず。じわじわ時間をかけて聴いてくるはずでしょう。
ここまで考えがまとまったのが3月下旬の時点。
こういうのは普通に伝えるのはつまらないよな、と思ってしまうのがユキシバの性。
時期が丁度エイプリルフール直前ということで、団員の皆には一芝居(ひと暴れ?)してもらったというわけです(詳しくは前回記事参照)
重要な変更点
本質は変わらないと言いましたが、重要な変更点が一つあります。
同志の呼称を「同志」に統一します。
図でもあった通り、従来同志には「BUD」という独自の呼称があり、いわゆるファンネームのような感覚で存在していました。
実際に表立って使われる機会はあまりありませんでしたが、第弐回非接触型秘密会合「THE OMEN of THE AWAKENING」の演説パートでも宣言しています。
この「BUD」という呼称を廃止する目的は、僕等と皆との垣根をなくすこと。
楽団型秘密結社MARIONEttEは、楽団と同志からなる結社です。
が、楽団もまた同志なのです。
僕等楽団は皆の上に立つ存在ではありません。皆の先頭、あるいは中心に立つ存在で、そこに主従関係はありません。
なのに「楽団」「BUD」という別々の呼称があるとまるで僕等と同志の間に進んで線引きをしているみたいですよね。
だからめちゃくちゃ考えて作ったけど廃止します。
ここまで読んでくれた方にとってはもうお察しの通り、BUDという呼称もちゃんと「MALICE BERRY」という名前の文脈を汲みながら真剣に考えて作った名前です。
しかし過去において正しかった施策が今尚正しい保証なんてもともと何処にもありません。
寧ろ無根拠にこれからもずっとマリベリはマリベリであり続けると信じていたのが間違いだったのです。
まとめると、結社名が変わることに伴い
・入り組んだ組織構造という作品に関係ない部分でのストレスを激減させる
・同志と楽団の垣根が明確になくなる
・ただし理念は変わらない
・理念、音楽、表現の奴隷として奮闘することには変わらない
こう考えると「変わる」というよりも「本来の姿に近づく」といった方が近い。
よりマリベリ的に…あ、そうだもうマリベリじゃないんだった。
今後喫緊の課題になるのはMARIONEttEの愛称。
僕等も同志も「マリベリ」がかなり定着しているので、早く愛称を決めなければ。
汝、自由で在れ✠
YUKISHIBA
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