こんばんは、YUKISHIBAです。
今回は音源作品オーナー様の感想を紹介するコーナーです!
楽曲アフターケアを始めたことや #THEOMEN1周年 企画の効果もあり、作品に関してオーナー様からの感想も頂けるようになりました。
アフターケアに関してはもっと早くやるべきでしたね…苦笑
オーナー様の感想って本当にありがたいんですよ。
アフターケアを展開していくにあたっての参考になるのは勿論、僕がうんうん考えるよりも断然的確に作品の魅力を語ってくれることさえあるのですから。
さてさて今回ピックアップするのはマリベリのフラッグシップにして初の「本格」オリジナル音源作品『THE OMEN』。
マリベリの歴史やこの世界と人々への想いなど、色々なものを『THE OMEN』に凝縮しましたが、実際にお迎えしてくれたオーナー様方はどう感じたのでしょうか?
オーナー様の声
作り手の言葉も大事は大事ですが、受け手(オーナー様)の言葉はその10倍大事です。
さっそくじゃんじゃん紹介していきます!
コンセプトに沿った音楽がストーリーのように展開していくので、歌詞カードを読みながら一つ一つ味わって聴けた。
楽曲そのものだけに留まらずブックレットや各デザイン・コンセプトに現れている様にとにかく「自身の描きたい世界観を現状の力を以て徹底的に追求してこだわり抜いたアート作品」という印象です。
『THE OMEN』は、音楽作品としてのアイデンティティを守りながら音源作品の枠を超え、構成する要素全体で物語を表現することを試みた作品です。そこをオーナー様に汲み取って頂けたのがとても嬉しいです。
言葉を尽くさなくても、徹底的にこだわったところであれば伝わるんだなぁ…と。
1曲の長さが概ね3分前後に収まっている現代のトレンドなど意に解さぬ大作志向がまた潔く、アルバムの前奏曲たる1曲目のインストナンバーからして6分近くである点が象徴的です。
マリベリの大作志向は処女作『SLY GARNET DOLL』の時からもう始まってたので(9分超)、創立以来の歴史を凝縮している『THE OMEN』もまた大作になるのは必然と言えましょう。
何かのついでにライトに聴いても勿論良いんですが、それよりはじっくり味わって頂くのを想定しています。
というよりは、音楽をじっくり味わいたい人にも満足して頂けるように作られた作品がマリベリには多いですね。
Count the 4が人気!
今まで曲りなりに色々曲を出してきて、やっぱり「この曲は受けそう」とか「この曲好きな人はガチ勢」とか感じることがあるんです。
『THE OMEN』収録曲で言うと『UNWITCH MAGIC!』や『New Horizon Anthem』は超鉄板、『SLY GARNET DOLL』が好きな人は同志としての資質満点、なんて風に思っています。
ただそれも当てにならないなぁと感じることもありまして。最近は海外のフォロワー様にSLY GARNET DOLLを気に入って頂けました。
あと、『Count the 4』がここまで評判良くなるとは思ってませんでした…!
一番好きなのはT9(Count the 4)ですね、最高です。
メタラーが喜びそうなスラッシーなギターリフに地を這う様な重く手数の多いビート、曲の主人公であるイルマに潜んでいた獣の部分が剥き出しになったかのような咆哮するボーカルも迫力と狂気が感じられて、とても説得力があります。
僕自身もCount the 4が出来た時はとてもキャッチ―なデスメタルになったと思ったし、キャッチ―な分ステージでの受けも良さそうだとは確かに思いました。
けど実際ステージで披露し、音源作品として公開すると、またこれが予想を上回る好評ぶりで笑
今ではマリベリを代表する曲の一つになっています。
ほぼ英語のほぼデスボですよ???
これは、歌詞の意味がわからなかったとしても曲の主人公・イルマの激情や熾烈な情景は伝わってくるということでいいんでしょうか…!?
それ以外の曲へのコメント
Count the 4以外の曲に対しても、僕がびっくりさせられるほど熱いコメントを頂くことが出来ました。
せっかくなので他の曲へのコメントも一挙紹介しちゃいます!
(手抜きじゃないですよ!!←)
(SLY GARNET DOLL) アルバムのリードナンバーにしてマリベリの音楽性を凝縮した楽曲で、劇的に変遷・展開する楽曲展開が印象的ですね。
『THE OMEN』のリードナンバーはもうこの曲しかないですよ。
SLY GARNET DOLL、通称ガネドル笑
作曲の知識もない、音楽を続けるかどうかもわからない超最初期の状態。
マリベリという存在が生まれるよりも以前に脈動を始め、マリベリの処女作として生を受け、遥かなる熟成期間を経てようやく音源作品として一定の完成を見た子。
「原初のマリベリ」が非常に高い純度で1曲に凝縮されており、劇的な展開を複雑に繰り返します。
今までに公開してきたあらゆる曲にも共通する【マリベリの血】を雄弁に語る1曲と言えます。
僕的には初心者向けではないと思いますが、V系やプログレ、シンフォニックメタルなどに馴染みのある方には「そうこれこれ!」と感じて頂けるかもしれません。
(Alice In Heavy Haze) ハードなシャッフルのリズムとアコーディオンの音色が異邦感(メルヘン的とも言える?)漂う1曲。(曲中で低音のストリングスも!?) 一方でリズム隊の重心は低く、地に足着いたサウンドです。Vロック系の歌唱とファンタジックな音色のバッキングが混ざり合ったユニークな楽曲です。
アリスのアコーディオンはびっくりするほど評判が良いです笑
マリオネットの中では他メンバー陰に隠れがちなメアリアン(アコーディオン担当)がいかにマリベリ音楽において不可欠な存在かが感じられる曲だと思います!
ちなみに僕的にはかなりリズムトレーニングになります(シャッフルビート難しい)
シャッフルビートを捉えつつも、マリベリらしい重々しさを保つためには軽快に乗りすぎてはいけない。最初期の曲とは思えない難易度です…
(doze)リズム隊が入ってくる中盤から劇的に展開していく所にマリベリらしさを感じます。 YUKISHIBAさんの繊細な歌唱表現が味わえるのもこの曲ならではですね!
コメントでのご指摘もありましたが、収録曲の中でも歌唱難度高い方です…気付いてくれて嬉しい笑
特に冒頭部分なんかは伴奏がほとんど無い分歌声の繊細なコントロールの差が露骨に表れます。
今度日を改めて語ろうと思いますが、dozeは【MALICE BERRY創成の3曲】の一角を成す最初期の楽曲です。
そんな音楽ド素人の僕には到底歌えるはずもなく、それこそ歌いこなすのに10年かかった曲と言えるでしょう。
(New Horizon Anthem) 朝焼けを連想させる音像と、まどろみからそっと優しく起こされるような、イントロでの柔らかなトランペットとピアノの音色が心地良くて名曲感あります。サビの壮大で開放感あるメロディと歌声がキャッチーで爽快です!
New Horizon Anthem、通称ニューホラ(マリベリ楽曲には多くの場合あだ名があります笑)
コメントでも音像について言及して下さってますが、この曲はMIX(≒音像づくり)でかなり苦労したのを覚えています。
まろやかなストリングスやブラスで海、大地を描き、クワイヤで空を描き、バンドサウンドはわき役としてそれらを支える。
特にギターを引っ込ませてストリングス達を際立たせるというあまりやらないバランスにしました。
このバランスもまた最初から狙ってやったわけではなく、色々模索した結果なんとか掴んだもの。
マリベリには【数奇な人生】を歩んで来た曲がいくつかあります。
ニューホラもその一つ。
コメントでもある開放感やキャッチ―さ・爽快感も、ニューホラの成り立ちが大きく関係しています。
そのあたりもいずれFANBOXで語っていきましょう…
(UNWITCH MAGIC!)アルバムも終盤に向かい、仮面を脱ぎ捨てたように再びマリベリのダーク&ハードな表情が現れる。 ヘヴィなバンドサウンドに加えボーカルもシャウトやグロウルが解禁され、一層激しい感情の表現が成されている点が印象的です。 歌詞の内容からして「Count the 4」への伏線、或いは何かしらの因果があるようにも見えます。
「アルバム」であることの意義がよくわかるこのコメント。
単体で見ればキャッチ―でアップテンポでノリのいいステージ鉄板曲ですが、『THE OMEN』のコンセプトや前後の曲が加わることで更なる存在意義が見出されるようになります。
それどころか本来ほとんど接点のなかった曲同士に因果関係さえ浮かび上がってくる。つまりリスナーによる新解釈が生まれる。
マリベリが大作志向を貫く大きな理由がこのコメントで表されています。
さて、結局頂いたコメントほぼ全て公開しました笑
改めまして、貴重な感想を下さったオーナーの皆様、まことにありがとうございます!!
皆様の一言一句が宵闇を照らす灯りとなり、荒野を突き進む力となります。
これだけ心の籠ったコメントが貰えただけでも嬉しいのに、まるでワインのテイスティングノートのように深いコメントまで頂けて、もう僕が色々考えて作ったPRよりずっと作品の魅力が伝わりますね…!!
コメントもう少しカットしてまとめようと思ったんですが秀逸過ぎてカットできませんでした…m(_ _)m
オーナー様のコメントを読んで少しでも気になった方は是非『THE OMEN』通販ページもご覧ください!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
汝、自由で在れ✠
YUKISHIBA
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